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神奈川の風景。横浜みなとみらいの高層ビル群と、奥に広がる丹沢山系・三浦半島のシルエットを俯瞰した写真。
Kanagawa Region Guide

神奈川の害獣事情を、
横浜・川崎と三浦半島から読み解く。

1990年に鎌倉市で繁殖確認された外来アライグマは、三浦半島から県内全域へ拡散。神奈川には地理と歴史が織りなす独特の害獣分布があります。エリア別の傾向、対応業者、費用相場までまとめました。

5匹対応(ネズミ・ハクビシン・アライグマ・コウモリ・イタチ) 政令3市28区+16市13町1村 公開日:2026年5月14日
Why Kanagawa Needs Its Own Guide

「神奈川の害獣」は、エリアごとに別の顔を持つ。

同じ「神奈川で害獣に困っている」相談でも、横浜中華街の飲食ビルで通報するクマネズミと、鎌倉の古民家屋根裏に住み着くアライグマでは、起きていることがまったく違います。

業者選びも、費用の押し上げ要因も、自治体の窓口も、エリアによって最適解が変わる。本ガイドでは横浜・川崎・湘南・三浦半島・丹沢・箱根を地理と建築様式から解剖し、いまあなたが置かれている状況を冷静に整理できる視点を提供します。

CHAPTER 01 害獣分布マップ

横浜・川崎・湘南・三浦・丹沢、それぞれで多い害獣

神奈川は、都市部・住宅地・別荘地・山岳という4つの地形要素が県内に並ぶ。害獣の分布もそれに沿って異なります。

神奈川県の害獣分布マップ。横浜・川崎都市部、県央、鎌倉・三浦半島、湘南、丹沢・箱根のエリア別に多い害獣を色分けで示したイラストレーション。
害獣 横浜・川崎都市部県央(厚木・海老名・相模原)鎌倉・三浦半島湘南(藤沢・茅ヶ崎・平塚)県西・丹沢・箱根
クマネズミ
ドブネズミ
ハクビシン
アライグマ
イタチ
コウモリ
主犯級(最も多い) 出没多 まれ
CHAPTER 02 建築リスクと害獣

神奈川特有の建築様式が、特定の害獣を呼び込む

横浜山手の歴史的洋館、湘南・葉山の別荘建築、丘陵地ニュータウン、横浜・川崎の都市型集合住宅。神奈川には4つの異なる建築タイプが混在し、それぞれが固有の害獣リスクを抱えます。

横浜山手の歴史的西洋館。赤い屋根と白い外壁、装飾的な煙突を持つ築古洋館の外観写真。
TYPE 01

横浜山手・鎌倉の歴史的洋館・古別荘

横浜山手の西洋館群、鎌倉の旧別荘建築。築100年級の木造装飾、複雑な屋根構造、広い屋根裏が特徴。経年劣化による外壁・基礎の隙間からハクビシン・コウモリの侵入が頻発し、文化財級の建物では補修も難航する。

主犯:ハクビシン・コウモリ・クマネズミ
湘南・葉山の別荘建築。海を臨む高台に建つ和洋折衷の木造邸宅と松の庭の写真。
TYPE 02

湘南・葉山の別荘建築

葉山御用邸(1894年開邸)周辺の別荘地から、逗子・鎌倉まで広がる築古別荘群。海風による木造の劣化、広い屋根裏、深い軒下が侵入リスクを高める。所有者の高齢化で空き家化した別荘は、無防備な侵入経路になりやすい。

主犯:ハクビシン・アライグマ・コウモリ
横浜市青葉区たまプラーザの丘陵地ニュータウン。整備された戸建て住宅と緑地が連なる街並み写真。
TYPE 03

丘陵地ニュータウン戸建て群

青葉区たまプラーザ、港北ニュータウン、田園都市線沿線、湘南ライフタウンなど。緑地・公園・斜面緑地と接続する戸建てエリアで、庭の果樹(柿・ビワ・イチジク)が誘引要因に。ハクビシン・アライグマの侵入相談が増加中。

主犯:ハクビシン・アライグマ
横浜みなとみらい・武蔵小杉の高層タワーマンション群。湾岸の超高層ビル群を見上げた写真。
TYPE 04

横浜・川崎の都市型集合住宅

みなとみらい・武蔵小杉・川崎駅周辺の高層タワマン、内陸の築古RC団地。共用配管・パイプスペース・換気ダクトを経由するクマネズミ・ドブネズミ、上層階のコウモリ侵入事例も発生。管理組合との連携が課題になる。

主犯:クマネズミ・ドブネズミ・コウモリ
CHAPTER 03 被害多発エリア解剖

4つの被害シーン、4つの解決軸

神奈川県内で実際の相談・通報で頻出するシーンを、地名と被害特性で分解します。

横浜中華街の夜景。500店舗が連なる飲食店密集エリアと色鮮やかな看板群が映る写真。
01

横浜中華街・関内のクマネズミ

中華街・関内・伊勢佐木町の飲食店密集ビル群。築古ビルの配管・厨房ダクト経由でクマネズミ・ドブネズミが回遊。横浜中華街発展会には400店舗以上が加盟する密集エリアで、店舗間の壁内移動が共通課題。営業損失リスクが高く深夜帯対応のニーズが多い。

飲食店密集築古ビル深夜対応
主犯:クマネズミ・ドブネズミ
鎌倉・三浦半島の風景。古都鎌倉の寺社と自然林、奥に三浦半島の海岸線が見える俯瞰写真。
02

鎌倉・三浦半島のアライグマ

1990年に鎌倉市扇ヶ谷で繁殖が確認された、神奈川アライグマ拡散の起点エリア。1992年には三浦市、1996年には横須賀市で痕跡が確認され、2005年時点では一部の島しょを除き三浦半島全域への広がりが報告されている。庭木からの飛び移りと通気孔侵入が主経路で、神奈川県では2020年度以降、年間2,000頭を超える捕獲が続いた。

アライグマ起源地特定外来生物天井裏侵入
主犯:アライグマ・ハクビシン
横浜市青葉区たまプラーザ周辺の戸建て住宅地。緑豊かな丘陵地と整備された戸建てが並ぶ街並み写真。
03

青葉区・田園都市線沿線のハクビシン

横浜市青葉区たまプラーザ、港北ニュータウン、川崎市麻生区など田園都市線・小田急線沿線の戸建てエリア。緑地・斜面林と隣接した住宅地で、夜間に屋根裏へ侵入するハクビシンの相談が目立つ。横浜市もハクビシンが市内全域に生息していると案内しており、屋根や庭木からの侵入対策が重要になる。

緑地接続戸建て侵入屋根裏被害
主犯:ハクビシン・アライグマ
丹沢山系・箱根の山間部風景。深い森林と温泉街、山あいの集落が見える俯瞰写真。
04

丹沢・箱根・足柄のイタチとアライグマ

丹沢山系を抱える秦野・伊勢原・厚木、箱根の温泉街、南足柄から大井町・松田町・山北町まで広がる山間部・里山地域。在来種のイタチ被害に加えて、外来種アライグマが山間部にも定着。農作物被害と家屋侵入の両面で問題化している。

山間部・里山在来×外来農作物被害
主犯:イタチ・アライグマ・ハクビシン
CHAPTER 04 神奈川で頼める業者

3つの業者像、3つの最適シーン

神奈川対応の害獣駆除業者は数十社存在しますが、家獣ラボでは特性が異なる3社を「ケース別に頼める選択肢」として並べます。優劣ではなく、ご自身の状況に合うものを選ぶための整理です。

住環境サポートラボ(CREW)公式サイトのスクリーンショット。
総合型 / 一社完結

住環境サポートラボ(CREW)

駆除・封鎖・修繕・除菌消毒までを一社で完結。被害が広範囲・複雑な戸建て案件に強い。

  • 駆除+侵入経路封鎖+修繕+除菌消毒を1社対応
  • 侵入経路の徹底調査が標準工程
  • 戸建てオーナー・管理会社の利用実績多数
  • 対応エリアは公式サイトで最新情報をご確認ください
対応エリア 対応エリアは公式サイトで最新情報をご確認ください
対応害獣 ネズミ・ハクビシン・イタチ・アライグマ・コウモリ
家獣ラボがこの業者を選定した理由 横浜山手の古洋館や湘南の別荘など、複雑な構造の建物で複数の害獣が同時侵入しているケース。駆除後の修繕までを別業者に頼みたくない戸建てオーナー向け。
提携準備中
完全自社施工 / 最短即日20分 / キャンセル料0円

害獣退治屋さん

完全自社施工で仲介手数料・中間マージンが発生しない自社施工型業者。最短即日20分・キャンセル料0円で、緊急対応が必要な案件で選ばれやすい。

  • 完全自社施工(仲介マージンなし)
  • 最短即日20分到着
  • キャンセル料0円
  • 電話・WEBフォーム両対応
対応エリア 対応エリアは公式サイトで最新情報をご確認ください
対応害獣 ネズミ・アライグマ・イタチ・ハクビシン・コウモリ・ハト等
家獣ラボがこの業者を選定した理由 TYPE 01(自社施工専門業者)の代表例。完全自社施工で中間マージンが発生せず、スピード対応と料金透明性を両立。緊急時の連絡先として有力。
詳細を見る
関東1都5県特化 / 自社施工 / 戸建てオーナー向け

サンキョークリーンサービス

東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木で稼働する関東特化の自社施工型業者。戸建てオーナーや管理会社の利用実績が多い。

  • 関東1都5県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木)で自社施工
  • PCO(防除作業従事者)有資格者対応
  • 戸建てオーナー・管理会社利用実績多数
  • 群馬県は対応外
対応エリア 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木
対応害獣 ネズミ・ハクビシン・アライグマ・コウモリ・イタチ
家獣ラボがこの業者を選定した理由 TYPE 01(自社施工)の地域特化型。関東1都5県に絞ることで対応スピードと施工品質を両立。「対応エリアが地域に限られる」という弱点を、関東圏の高密度な需要で克服している例。
詳細を見る
CHAPTER 05 神奈川の費用相場

相場の中央値と、神奈川特有の押し上げ要因

害獣別の費用レンジは全国平均とほぼ同じ。ただし神奈川には、料金を地方平均より押し上げる固有の要因があります。

害獣 軽症(部分対応) 中症(一通り対応) 重症(広範囲・再発)
ネズミ 2〜4万円 8〜15万円 20〜30万円
ハクビシン 5〜10万円 15〜25万円 30〜40万円
アライグマ 8〜15万円 20〜30万円 40〜50万円
コウモリ 3〜8万円 10〜15万円 20万円〜
イタチ 5〜10万円 15〜25万円 25〜30万円
横浜中心部・湾岸の駐車場代
横浜中心部・みなとみらい・関内エリアでは駐車場確保が困難で、コインパーキング代が一律上乗せされる業者が多い。1日数千円規模。
斜面地・狭路の特殊足場
横浜山手・鎌倉・湘南の斜面地、狭い路地に建つ古洋館・古別荘での屋根作業時、通常足場が組めず特殊足場や高所作業車が必要になるケース。
アライグマ捕獲対応の上乗せ
神奈川県では2020年度以降、年間2,000頭を超えるアライグマ捕獲が続いた。特定外来生物のため、捕獲には自治体の防除計画に基づく届出や許可手続きの確認が必要。
古洋館・別荘の特殊建材対応
横浜山手・鎌倉・湘南の歴史的建築では、装飾的な木部・複雑な屋根構造への封鎖工事が標準工程より高度な技術を要し、追加費用が発生しやすい。
MUNICIPALITY 自治体相談窓口

神奈川県内 政令3市28区+16市13町1村の相談窓口

神奈川県は全国で唯一、3つの政令指定都市(横浜・川崎・相模原)を擁します。アライグマ・ハクビシンの相談窓口は、市によって運用が異なります。

横浜市(18区)

アライグマ・ハクビシンは市の一括窓口(みどり環境局公園緑地部環境活動事業課 045-671-3448)。ネズミは各区役所の生活衛生課が担当。

鶴見区神奈川区西区中区南区港南区保土ケ谷区旭区磯子区金沢区港北区緑区青葉区都筑区戸塚区栄区泉区瀬谷区

横浜市 野生動物による生活被害について ↗

川崎市(7区)

アライグマ・ハクビシンは動物愛護センター(044-589-7137)が窓口。衛生害虫は各区役所衛生課が担当。

川崎区幸区中原区高津区宮前区多摩区麻生区

川崎市 野生動物の駆除について ↗

相模原市(3区)

緑区(大沢・橋本地区)は緑区役所区政策課(042-775-8852)、城山・津久井・相模湖・藤野は各まちづくりセンター。中央区・南区は水みどり環境課(042-769-8242)。

緑区中央区南区

相模原市 野生鳥獣の被害でお困りの人へ ↗

県内16市(政令3市を除く)

各市の環境課・生活衛生担当が窓口です。アライグマは神奈川県アライグマ防除実施計画(第4次計画/令和6年3月策定)に基づき、市町村が捕獲対応を実施しています。

横須賀市平塚市鎌倉市藤沢市小田原市茅ヶ崎市逗子市三浦市秦野市厚木市大和市伊勢原市海老名市座間市南足柄市綾瀬市

県内13町1村

各町村役場の環境担当が窓口です。山間部・里山地域では、農作物被害も含めた対応が中心になります。

葉山町寒川町大磯町二宮町中井町大井町松田町山北町開成町箱根町真鶴町湯河原町愛川町清川村

※部署名・連絡先は各自治体公式サイトでご確認ください。掲載情報は2026年5月時点の家獣ラボ調べです。

DATA POINT 数値で見る神奈川

数値で見る、神奈川の害獣事情

アライグマ起源
1990
環境省関東地方環境事務所の資料で、鎌倉市扇ヶ谷での繁殖記録として示されている年。1992年には三浦市、1996年には横須賀市で痕跡が確認され、2005年時点では一部の島しょを除き三浦半島全域への広がりが報告された。
アライグマ捕獲数
2,000超頭/年
神奈川県の第4次防除実施計画では、2020年度以降の県内捕獲数が年間2,000頭を超えたと整理されている。区域は神奈川県全域、期間は2024年4月1日から2029年3月31日まで。
政令指定都市
3
横浜(18区)・川崎(7区)・相模原(3区)。1都道府県に3つの政令指定都市が集中するのは全国で神奈川県のみ。
タイワンリス
県全域防除
神奈川県の防除公示では、クリハラリス(タイワンリス)は県全域で外来生物法に基づく防除対象。三浦半島・湘南・横浜南部などで家屋被害や農林業被害が問題になる。

神奈川で害獣に困ったら

被害の規模と緊急度に合わせて、信頼できる業者に相談してください。家獣ラボでは引き続き、神奈川・関東の害獣事情を整理していきます。